一人暮らしの悩み:ごはん
一人分の自炊は効率が悪い
食事は一人暮らしの悩みのひとつだと思います。
一人分の自炊は、時間的・経済的に効率が悪いですから、ついつい外食やコンビニ弁当なんかが多くなってしまいますよね。
とくに、主食である「ごはん」は、最低でも1合炊くことになりますから、これは炊きあがりで約340gとなり、ごはん普通盛り150gの2.27倍と、中途半端な量になってしまうのが欠点です。
余るともったいないからと、2回で食べきるように一膳170gずつ食べるとすると、毎食20g=33.6kcalずつ余分に摂取することになるので、とくにダイエット中などは望ましくありません。
かといって、食べ残しを保存しても味が落ちてしまったり、食べずに捨てて無駄が出てしまったりと、あまり良いことがありません。
理想は「サトウのごはん」式
理想としては、まとめてごはんを炊いて、「サトウのごはん」のように、小分けになったごはんを食べる分だけ使うことができれば便利ですし、それなら自炊への抵抗感も少しはなくなりますよね。
そこで私はいつも、お米をまとめて4合炊いて、一膳分ずつ重さを量って冷凍保存しています。
ラップで冷凍はいろいろ不便
ごはん保存の王道「ラップ冷凍」に異論
一膳分ずつ冷凍保存する方法として、よく紹介されているのがラップを使った方法です。
しかし、以下のような理由で、私にはこの方法は合いませんでした。
- ラップの扱いが面倒
- 電子レンジで温めた後、熱いので扱いにくい
- ラップ独特のニオイがつく
- 密封したまま加熱するので、ごはんが水っぽくなる
- 茶わんに移し替えるのが手間
この方法に特に不満がない方であれば良いのですが、せっかく、もっと便利なグッズが売られているので、活用したほうが良いと思います。
一膳用冷凍保存容器
やっぱり専用品
これです。
画像のクレハのものなら10個で1,000円もしませんし、ディスカウントストアや100均でも似たような商品がよく売られていますので、日本製にこだわらないなら、そちらでも良いと思います。
同じ大きさの、専用品ではない容器でも良いのですが、冷凍のまま電子レンジで温めると、内圧が上がってフタが吹き飛びますので、少しフタをずらして電子レンジに入れる必要があります。
このとき、凍っていると、力を加えたときにフタが破損してしまうこともあるので、やっぱり蒸気弁がついている専用品がいいんです。
ごはんを炊いたら保温せず、すぐに容器に小分けにして、粗熱をとって冷凍してしまいましょう。
これでほとんど味が落ちません。
一膳用冷凍容器のメリット
ラップ冷凍保存と比べると、メリット以外ないと思います。
- 熱くても扱いやすい
- 温めてそのまま茶わんがわりにできる
- ラップが無駄にならない
- 内部に適度な空間があるので、蒸らし効果があり、ごはんが水っぽくならない
とくに、味はラップ保存より格段に美味しくなります。
容器は想像以上に長持ちするので注意(?)
私は一膳冷凍容器を5年以上も前に買いましたが、いまだに壊れることもなく現役で使うことができています。
長持ちするのはありがたいのですが、逆に言えば、安物を買ってしまうと、たとえ使いにくくても何年も我慢しなければならないので、最初からある程度の価格帯の商品を買うことをオススメします。
ダイエットに最適
ごはんを計量する習慣を
さらに、小分けにするとき、キッチンスケールできちんと軽量すれば、ダイエットにも効果的です。
ごはん一膳の標準量は150gとされていますが、目分量だと数十グラムの範囲で誤差が生じます。
だから吉野家やCoCo壱番屋なんかに行くと、ごはんの重さを、キッチンスケールできっちり量っていますよね。
ごはん100gは168kcalですから、30g程度多いだけで50kcal以上余分に摂取することになります。
標準的な成人男性の必要摂取カロリーが一日あたり2,000〜2,300kcal程度であることを考えれば、約2.5%にあたる50kcalは、決して無視できない数字だと思います。
デスクワーク中心の人は150gでも多い
私の場合、デスクワークが主で日中の運動量も多くないので、ごはんは120g(201.6kcal)に小分けして一食分としています。
そのぶん、雑穀米ミックスにして腹持ちを良くするなど工夫をしています。
量が少なくても、慣れればこれが自分にとっての一膳分になりますので、逆に定食屋などで出されるごはんは多すぎて食べきれなくなります。
もし「もう少し食べたい」と思っても、もう一膳分冷凍ごはんを解凍する手間を考えると諦めるので、食欲を抑えやすいというのもメリットです。
今日、自分がどれだけカロリーを摂取したか「見える化」することは、体重をこまめに量ることと同様、ダイエット成功の第一歩になります。
ふるさと納税の利用でお米は事実上「無料」
ふるさと納税の返礼品は「事実上の減税」
おにぎりやレトルトのごはんは、コンビニやスーパーで買っても、一食分はそれほど高価なものではありませんから、手軽に買って済ませたい、という方は多いと思います。
しかし、ふるさと納税を利用すれば、ある程度の収入(年収200万円程度)がある人にとって、お米が事実上無料であることを考えると、節約の観点からも、やはり自宅で炊くのが良いと思います。
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「資産運用としてのふるさと納税」は本当におトクか試算しました。総務省方針の「寄付金額の3割」で納税者にメリットはあるのでしょうか。
ふるさと納税の返礼品でもらった米は、冷蔵庫での保管が基本です。ペットボトルと100均グッズで上手に収納しましょう。
ふるさと納税の一部自己負担である2,000円も、クレジットカード払いやポイントサイトを上手く利用すれば、無料あるいは無料に近づけることも可能です。
また、1万円の寄付で15kgが相場の返礼品も、時期によっては20kgを提供する自治体もありますので、ふるさと納税のポータルサイトなどで情報をチェックすることをおすすめします。
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