寒い季節に向けて
早くも秋の気配が
9月になっても日中は暑いですが、朝晩は少しだけ気温が下がるようになってきました。
以前、「プロパンガス料金が高い」という趣旨で、プロパンガスを解約し、お湯が出なくなったシャワーの代わりに、バスタブに張った水を沸かして使うようになった、という記事を書きましたが、その後すっかりバスタブに入るのが好きになってしまいました。
バスタブの水を入浴に適した温度まで温めるのは、こちらの「エアファースト風呂バンス」です。
「エアファースト」は風呂バンスシリーズの最新版
風呂バンスシリーズは以前からあった商品なのですが、「エアファースト風呂バンス1000」は、改良を重ねて2017年に発売された、比較的新しいモデルになります。
CHECK!エアファースト風呂バンス1000(PAAG)
画像だと本体は大きく感じますが、実際には高さ30cm、幅20cm程度しかありませんので、これで本当にお風呂が沸くの?と思ってしまうくらいコンパクトで、収納時もそれほど場所を取りません。
4重の安全対策
電気を使った機材を水に沈めるということで、漏電や感電が心配になりますが、メーカーによると、漏電遮断器・フロートスイッチ・安全用サーモスタット・温度ヒューズの4重設計で安全性に配慮しているということです。
まあ、風呂バンスを入れたままバスタブに入るわけではありませんし、湯沸かし中に万が一漏電しても、先にブレーカーが落ちるでしょう。
使用の様子
まず本体を水に沈める
実際にバスタブに張った水に本体を沈めると、こういう感じになります。
このとき、必ず本体トップから水面が3cm以上あることを確認しなければなりません。
フロートが意外と便利
フロートが付いているので、本体が転倒しづらいですし、本体を沈めるときや引き上げる時に、フロートを持てば、あまり手を濡らさずに済むので、意外と便利です。
フタは保温のため2重に
このまま沸かし始めると、せっかく温まったお湯が冷めやすいので、私はこの上に2重にフタをしています。
まず、お風呂用の保温シートを水面に浮かべることで保温します。
電源ケーブルでシートが持ち上がってしまわないように、10センチほど切り込みを入れてケーブルを挟み込んでいます。
外周は、もう少していねいにバスタブの形に切れば良かったのですが、失敗してしまい、少し広くスキマが空いてしまいました。
お風呂用の保温シートは100均でも売っていますが、見るからに薄くて保温効果が疑問なので、ある程度厚みのある商品を選ぶほうが良いと思います。
この上に、さらによくある「風呂のフタ」をかぶせます。
電源ケーブルで少しフタが持ち上がってしまいますが、中にもフタをしているので、ここから湯気や熱気はほとんど漏れてきません。
パール金属 日本製 風呂 ふた M11 70×112.2cm ホワイト シャッター式 スタイルピュア 適正サイズ:70×110cm用 寸法:(約)70×112.2cm HB-3790
湯沸かし開始
これで準備はOKなので、スイッチを入れて湯沸かしを開始します。
エアファースト風呂バンス1000では、約44℃になる「あつ湯」と、約40℃になる「ぬる湯」が選べます。
私は、あまり熱いのは苦手なので「ぬる湯」を選んでいます。
騒音はタオルなどを敷けば防げる
スイッチを入れると、このユニットは細かく振動するので(イメージ的には、スマートフォンのバイブの2〜3倍のパワー)、直接棚の上や床に置くと、かなり騒音がします。
そこで私は、クッションとして、いらなくなったタオルを畳んで下に敷いています。
これで、リビングにいると、ほとんど音が聞こえなくなりました。
本体の引き上げは「電源OFF後2分たってから」
あとは、適温になるまで、夏場は約3時間、冬場は約7時間で設定した温度になります。
3時間や7時間は長く感じますが、その間は放置しておくだけですから、それほど不便には感じないと思います。
ここで注意が必要なのですが、お湯が湧いて本体の電源を切って、2分以上時間が経つまで、バスタブから本体を引き上げてはいけないということです。
内部の熱が高すぎて故障に繋がるようです。
タイマーがあると便利
バスタブのお湯が適温になると、風呂バンスは自動的に保温運転になるので、電気代はそれほどかかりませんが、電源の切り忘れが気になる場合は、別途電源用のタイマーを購入する必要があります。
タイマーがあると、外出から帰る時間や、起床に合わせてお湯を沸かすということもできるので便利です。
私は、15分ごとにON/OFFが設定できるアナログなタイマーを選びましたが、最近価格が下がって買いやすくなってきた、スマートプラグをつけると便利かもしれません。
風呂バンスを約2ヶ月使ってみて
ゆっくり温めたお湯とバスタブが快適
メーカーは「エアレーション=酸素が多い水」を売りにしているようですが、実際の効果はよくわかりません。
それよりも、上は熱く下はぬるいというようなこともなく、お湯が全体にむらなく温まっているのが快適ですし、時間をかけて加熱するので、バスタブまでちゃんと温まっているのは、風呂バンスの大きなメリットだと思います。
コストについて
プロパンガスの住宅では、毎日バスタブにお湯を入れると、ガス料金がとんでもないことになるので、寒い季節でも、どうしてもシャワーだけになってしまいがちです。
しかし、体温を上げることで免疫力がアップしますから、一日一度でもお湯で全身を温めることはQOL(クオリティ・オブ・ライフ)に貢献しますし、適度な入浴時間を守れば、シャワーより疲れも取れます。
風呂バンス1回使用あたりの電力量は、スマートメーターからざっくり推計した数字ではありますが、夏場(3時間)で3.2kWhなので、1kWhあたり20円と考えると、約64円です。
冬場は7時間(夏場の2.3倍)として、1回約147円。
冬場の電気料金で毎日使っても1ヶ月5,000円以下というのは、この快適性を考えると、十分に検討の余地があると思います。
私のようにプロパンガスを解約してしまうことには慎重になったほうが良いと思いますが、毎日のようにバスタブにお湯を入れることを前提に考えれば、キッチンやシャワー用にプロパンガスはそのまま使用しても、十分に料金的なメリットが得られると思いますので、これからの寒い季節に向けて「エアファースト風呂バンス1000」の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
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