豪中銀金融政策委員会議事録公表で豪ドルが再び売り優勢に。つられてクロス円や米ドル円も弱含みの展開になっています。

RBA(豪中銀)金融政策委員会議事録公表

18日10:30、今月4日に開催されたオーストラリア金融政策決定会合議事録が公表されました。

  • 雇用情勢は幾分鈍化
  • 失業率の指標は、なお高水準にとどまっている
  • 今後数ヶ月にわたり、雇用と住宅市場の動向を監視する必要がある

やや弱気なニュアンスを含む内容だったこともあり、せっかく豪ドル買いに向かってた市場は、また豪ドル売りに逆戻りしてしまいました。正午過ぎの時点で1豪ドル=0.7550米ドルと、そこまで急落という幅ではありませんが、もともと足場が固まっていないところでの0.76台回復だったので、上昇基調は継続するでしょうが、再度0.76まで上昇するには、また時間を要することになりそうです。

議事録発表まで、米ドル円も109円台なかばに向かって回復していたところでしたが、豪ドル円が下落したことで他のクロス円まで総じて下落に転じ、結局は米ドル円まで弱含みの値動きに逆戻りしてしまいました。イースター休暇がオセアニアから明けたところだったので、数少ない材料に対して、平時より過敏に反応したという要因もありそうです。

「長期的に見て強いドルは良いこと」

北朝鮮をめぐる安全保障リスクの高まりから、17日には108.0円を攻める勢いで下落してた米ドル円が回復基調に向かったのは、明けて18日3:00頃に報じられたムニューシン米財務長官による「長期的に見て強い米ドルは良いこと」という発言がきっかけでした。108.40近辺だった米ドル円が朝までに109.2円まで回復していたところに、冷や水を浴びせるように先ほどのRBA議事録が公表された、という経緯です。

トランプ大統領は米ドル安志向、財務長官とFRB議長は米ドル高志向というのは、「どっちなんだよ」と言いたくもなりますが、これはアメリカにかぎらず珍しいことではありません。政治家である大統領は世論の支持を得るために、自らの政策に合致した通貨政策を自由な立場で呈するものですし、財務・中央銀行が最も恐れるのはアンコントローラブルなインフレなので、景気が良くても悪くても金融を引き締めたいという本能的なバイアスがはたらいています。

ただし、一般的な中央銀行に課せられる「物価の安定」という使命のほかに、アメリカFRBには「雇用の最大化」という責務もあるので(デュアルマンデート)、かつての日本のように、不景気だろうがデフレだろうが、ただ金融を引き締めれば良い、という一方的なバイアスははたらきにくくなっている、という点で特異性があります。また、イエレンFRB議長の専門が労働経済学というのも、中央銀行のトップとしては異色といえます。

第2次安倍政権になってから、日本では中央銀行の独立性が形骸化しているので、それぞれの発言がまったく食い違うということはありませんが、上記のような事情からアメリカでは今後も頻繁にこのようなことは起こる可能性があり、そのたびに対米ドル相場が大きく動く、というのは今後も覚悟しておかなければならないようです。

さて、いよいよイースター休暇明けです

米ドル円

17日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。先のとおり、17日午前は108.0円まで下値を探る勢いで下落し、同日深夜まで108.5円に行くか行かないか、という小幅のレンジだったのですが、ムニューシン発言によりおよそ80〜90pipsほどレンジの中心が上がった、というところです。

とはいえ、北朝鮮リスクがくすぶり続ける中では、積極的に上値を探るという展開にもなりにくく、109.20円あたりで頭をおさえられています。109.0円を行ったり来たりするのですが、何度通過しても軽いレジスタンス・サポートが発生しているようなので、売りも買いも109.0円で入れるのが市場コンセンサスなのでしょうか。

110.0円はサポートとしてそれなりに強かったので、こんどはレジンスタンスとしても同様に強く作用すると思われます。もともと無理とわかっているものはあまり攻めにいきませんから、上がっても109円台なかばまで、テクニカル的には200日移動平均が108.85円で、その上がやや空いて109.78円の10日移動平均線になるので、このあたりが上値のめやすとして意識されやすいかと思います。

イースター休暇明けの欧州・NYの反応に注目が集まります。

豪ドル円、豪ドル米ドル

17日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドル米ドルは、せっかく0.76まで上がったのになあ…というところです。今朝の指標で、17日丸一日かけて上げた分以上に下落してしまいましたね。18日正午までに、下値探りは終わったかな、という感じですし、とくに豪ドルが売られる理由もないので、再びゆるやかに回復基調に戻るのではないでしょうか。

ループイフダン

今朝は、ひさしぶりに米ドル円B50と豪ドル円B40が1回ずつ利食いしてくれました。他には、米ドル円S15が5回。米ドル円B15の再稼働は、もう少し様子を見たいと思います。

スキャルピングは、50pipsほどしか取れませんでしたが、利益としてはループイフダンとくりっく株365の低調分をリカバリするに十分な額を確保できました。実は今、米ドル円の上昇でショートが1ポジション踏まれているのですが、上昇の余地も限られているであろうことから、塩漬けで様子を見ることにしています。めやすとして、さきほどの10日移動平均線(109.78円)を超えたら潔く損切り、という運用でいこうと思っています。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

そうたろう

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。