極度のリスク回避は一旦後退。ループイフダン豪ドル円B80は新規ポジションを当日利食いです。

イタリア政治懸念は一旦後退

イタリア国債買い戻し

昨日のNYマーケットでは、イタリアの政治懸念によるリスクオフがやや行き過ぎとの思惑から、リスク資産買い戻しの動きが優勢となり、NYダウは前日比+306の24,667米ドルと大幅高で引けました。

これを受けて、今日の日経平均も+183円の22,201円と上昇し、米ドル円は反応が鈍いものの、株の引け後も、やや円安で推移しています。

イタリアでは、大統領が反EUではない連立政権樹立の方向に動いており、マーケットは、イタリアのユーロ離脱など、最悪な事態は免れたと想定しているようです。それよりも、五つ星運動の党首がEU離脱を望まないと発言したことが大きかったかもしれませんね。

これを受けて、イタリア2年債、10年債は買い戻され(利回りはそれぞれ1.15%、0.29%低下)、同日の5年債・10年債入札も堅調でした。ご覧のとおり、イタリア国債の日足チャートがえらいことになっています。

ユード米ドルも買い戻し

ユーロ米ドルは1.5089とテクニカル的にもさすがに売られすぎだったこともあり、今日は日中高値で1.7230とこちらも大きく買い戻されています。ただ、ストキャスティクスでは既に買われすぎゾーンなので、この後は上値が重くなりそうです(下図はユーロ米ドル日足チャート)。

というわけで、ユーロ円に引っ張られて下落していたクロス円も全般に値を戻す展開となり、豪ドル円は81.01円で一旦底打ちし、今日は82.53円まで上昇しています(下図は豪ドル円日足チャート)。

ループイフダン豪ドル円B80が利食い

この値動きで、私のループイフダン豪ドル円B80は、30日に新規で建てたポジションを30日に利食いするというナイストレード。値幅の広いループイフダンを動かしていると、こういう現象はなかなか起こらないので、けっこう快感です。

とはいえ、1日でイタリア情勢がこれだけ動くということは、明日はまた下落という展開もあり得るので、まだまだ安心するのは早いと考えたほうが良いでしょう。特に、7月下旬の再選挙懸念は完全に遠ざかったわけではありませんので、引き続きクロス円連れ安による豪ドル円下落には注意する必要がありそうです。

やっぱり指標は重要

今日と明日は、米国で重要指標が目白押しです。昨日の地合いでは、マーケットは指標で動かないという感じでしたが、ややリスクオンに傾斜している現在となっては、やはり指標は要注意です。

5月31日(木)…米国個人所得・支出/PCEデフレーター/新規失業保険申請件数/シカゴ購買部協会景気指数/中古住宅販売成約指数

6月1日(金)…米国雇用統計/ISM製造業景況指数

さらに、今日のNYダウの動向が非常に重要です。5月最終日、ぜひ良い形で終わりたいですね。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。