今週の豪ドル円相場
豪ドル円日足チャート
豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。

今週は、新規5lot×2、決済(利食い)5lotなし、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。
先週に引き続きリスクオフ優勢の値動きで、豪ドル円もやや底打ち感は観測できたものの、やはり戻り上値は重く、残念ながらループイフダンB80では利食いのチャンスがありませんでした。
豪ドル円は3円を超す下落で78円台前半に
今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。
12月24日(月)週明け豪ドル円は、先週は米政府機関閉鎖や米長期金利上げ渋りで引け寸前まで大荒れとなったため、その地合いを引き継いで荒れることも懸念されましたが、比較的静かな寄り付きとなりました。
先週の終値よりやや安く78.06円で寄り付き、ダウ先物が前日比100米ドル超高に反発したことなどを背景に、東京時間では78.49円まで買い戻されますが、欧州・NY時間では買いが続かず反落。
欧州午後には、ダウ先物が前日比100米ドル超の反落でふたたび77円台まで押し戻された後、NY時間ではダウが200米ドルを超す下落となるなど円高優勢となったため戻りが鈍く、この日の終値は77.77円。

25日(火)日は、欧米市場が株式だけでなく為替も休場だったため、東京のみの取引で基本的には動意薄でしたが、豪ドル円はやや下落で77.51円までと前日終値からさらに下値を拡大しました。

26日(水)は、東京時間に日経平均が一時前日比350円高となるなど、リスク回避ムードが一服したことから豪ドルも買われますが、日経平均の上昇一服の場面では為替も神経質にリスク回避の円買いが見られるなど、上昇へのためらいが見られる値動きとなりました。
そしてNY時間ではダウの過去最大幅上昇があり、米債売りから利回りが高騰、豪ドル円も78.67円まで上昇します。

27日(木)は、前日上がりすぎた米債利回りが一服し米ドル円上昇がやや軟化、豪ドル円も米ドル円主導で下落し、欧州時間午後には78円割れ、その後もNY時間にダウが下落したことから豪ドル売りが止まらず、豪ドル円は3時台に77.52円まで下落します。
しかし、この日はNY時間引けにかけて米国株が軒並み急騰してダウも前日比プラスに転じたため、豪ドル円も78円台を回復し、78.02円での引けとなります。

28日(金)の豪ドル円は、終日方向感のない動きの中で、小幅に値を下げていきます。
東京時間は78.0円を挟んだ攻防が続いていましたが、欧州時間に入って明確にこの水準を割り込むと、77円台後半に下落してのレンジ推移となります。
特段の材料がない中で、NY時間では週末の手仕舞いなども持ち込まれ、77円台なかばまでレンジを切り下げての推移となり、週引けは77.51円でした。

ループイフダン豪ドル円B80の成績
新規のみ2回
ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。
今週も利食いがなかったので、年初来の運用成績は先週から変わっていません。
この地合いなので仕方ありませんが、2週連続の利食いなしはモチベーションが下がりぎみになります。
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 12/24〜12/28 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 0円 | 0円 | 0円 |
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 年初来 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 439,461円 | 34,351円 | 473,812円 |
来週の動き
正月明けは米雇用統計
正月ムードも抜けきらない中、4日(金)には早速米国の雇用統計発表があります。
5日(土)のパウエルFRB議長発言では、今回の株価急落のきっかけとなったFRBの利上げ姿勢について、変化があるかが注目されます。
- 31日(月)…中製造業PMI
- 1月1日(火)…中財新製造業PMI
- 2日(水)…中Caixin製造業購買担当者景気指数/米製造業購買担当者景気指数
- 3日(木)…米MBA住宅ローン申請指数/米ADP雇用者数/米新規失業保険申請件数/米チャレンジャー人員削減数
- 4日(金)…米建設支出/米ISM製造業景気指数/中Caixinサービス部門購買担当者景気指数/米雇用統計
- 5日(土)…米パウエルFRB理事長発言
ループイフダン米ドル円B15
年末に向けて手仕舞い
8月から稼働させてきたループイフダン米ドル円B15は、非常に順調に利益を積み重ねていたのですが、今回の株価急落を発端とした円高によって含み損が急激に膨らんでしまいました。
円高は一旦底打ちした感もありますが、確定申告を考えると、年末に向けて損失を確定したほうが良いという判断もあり、今週の週明け早々にポジションをすべて損切りし、手仕舞いとしました。
累計決済利益(確定利益)48,733円−含み損34,789円=13,944円
12月15日時点では、差し引きの利益が4万円以上も出ていたので、悔しさがないと言えば嘘になりますが、今回の歴史的な株価急落を経ても利益が出たというだけで良しとしたいと思います。
米ドル円ループイフダン稼働環境
- 8月10日から稼働
- 「ループイフダンUSD/JPYB15」1本1,000通貨
- 稼働停止時には、建てたポジションをすべて決済する
集計日 | 累計利食い回数 | 累計為替利益 | 累計スワップ | 累計決済利益 | 含み損益 |
---|---|---|---|---|---|
12月22日 | 299回 | 44,136円 | 4,597円 | 48,733円 | ▲34,789円 |
12月15日 | 287回 | 42,336円 | 4,569円 | 46,905円 | ▲2,441円 |
12月8日 | 271回 | 39,936円 | 4,293円 | 44,229円 | ▲9,766円 |
12月1日 | 257回 | 37,836円 | 4,208円 | 42,044円 | ▲2,007円 |
11月24日 | 243回 | 35,736円 | 3,710円 | 39,446円 | ▲6,826円 |
11月17日 | 235回 | 34,536円 | 3,605円 | 38,141円 | ▲9,010円 |
11月10日 | 219回 | 32,136円 | 3,271円 | 35,407円 | ▲683円 |
11月3日 | 201回 | 29,436円 | 2,296円 | 31,732円 | ▲4,714円 |
10月27日 | 181回 | 26,436円 | 1,446円 | 27,882円 | ▲22,277円 |
10月20日 | 163回 | 23,736円 | 1,318円 | 25,054円 | ▲12,627円 |
10月13日 | 147回 | 21,336円 | 1,158円 | 22,494円 | ▲18,505円 |
10月6日 | 129回 | 18,636円 | 1,086円 | 19,722円 | ▲2,538円 |
9月29日 | 113回 | 16,431円 | 1,029円 | 17,460円 | 44円 |
豪ドル円の下落はどこまで続くか
78円もあっさり割り込んだ豪ドル円
今週は78.0円の攻防になるかと思われた豪ドル円ですが、あっさりとこの水準を割り込んで77円台なかばまで下落しています。
週足チャート一目均衡表では、この下に目安となる基準もなく、どこまで落ちてもおかしくないのですが、次に意識されやすいのは2016年米大統領選の安値76.77円、同年9月の安値76.52円あたりでしょうか。
しかし、豪ドル米ドルチャートを見ると今週は横ばいなので、今週の豪ドル円は、米ドル円主導での下落だということがわかります。
株価次第ではありますが、年初は円高になりやすいので、豪ドル円ももう一段の下げに備える必要はありますが、一方で米ドル円がこのまま一方的に下落する材料があるようにも思えないので、両者とも遠からず下げ止まるのではないでしょうか。
一方で、豪ドル米ドルは、2016年2月以来の0.70が非常に強いサポートとして意識されており、ここを割り込んでしまうとストップロス売りも大量に出るでしょうから、豪ドル円も本格的に再下落ということになります。
来週は、今週にも増して年末年始の薄商いになりますので、急な値動きには引き続き要注意ですね。
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