今週(11/19〜11/23)の豪ドル円ループイフダントレード結果。コモデティ大幅下落も、豪ドル円は下値に乏しい展開となっています。

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今週の豪ドル円相場

豪ドル円日足チャート

豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。

豪ドル円日足

豪ドル円日足

今週は、新規5lot×5、決済(利食い)5lot×1、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。

豪ドル円は81円台にレンジを切り下げ

今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。

19日(月)、週明けは前週引けの82.69円から下に窓を開けて82.38円で寄り付きます。

この日は豪ドルには特段の材料がない中、為替全般のリスクオフムードや、翌日のRBA議事要旨公表に向けたポジション調整などもあり、豪ドル売りが継続します。

下落基調の中、一日を通して戻りもなく、終値82.01円。

豪ドル円時間足(11月19日)

20日(火)日も、豪ドル売りが継続します。

RBA議事要旨(9:30)
  • 短期的に政策金利を変更する強い根拠はない
  • 次の金融政策変更はおそらく利上げになるだろう
  • 金利の据え置きは安定と信頼の源との認識で一致
  • 雇用は予測より強まっており、失業率は2020年半ばまでには4.75%へ低下
  • 平均賃金はここ6年間上昇しておらず、先行き不透明感は残る
  • 2018年の豪ドルの下落は豪経済の支援になっている
  • 景気は底堅く、2018、2019年の経済成長率は3.5%を超えるだろう
  • 通商摩擦による貿易相手国へのネガティブなインパクトは限定
  • 所得の弱い伸びと高水準な債務の影響に対し注視が必要

発表直後は、貿易戦争についてのネガティブなインパクトは限定的との見方から豪ドルが買われますが、短期的な政策金利の変更はないとの内容が徐々にクローズアップされて豪ドル売りの反応に変化していきます。

夕方には、ロウRBA総裁による「経済が予想通りに進行すれば、いつの時点かで金利は上がるだろう」との発言が伝えられ、こちらも直後は豪ドル買いになりますが、その後は「賃金上昇がなく、失業率が4.5%まで低下することに疑問」「信用供与について懸念し始めている」との発言がクローズアップされ、豪ドル売りの反応になります。

その後も戻りはなく、81.33円で引けます。

豪ドル円時間足(11月20日)

21日(水)は、早朝に週の安値となる81.18円まで下落し、一旦の底打ちとなります。

コモデティ(商品)がやや持ち直したことを受けて、マーケット全体にリスクオンムードが高まったこともあり、豪ドルも買い戻されます。

この流れは終日継続し、豪ドル円は82円台を回復、終値で82.10円となります。

豪ドル円時間足(11月21日)

22日(木)は、前日に一気に上昇しすぎたうえに、当日はNYが休場ということもあり、積極的な買いが乏しく、やや調整感が強くなります。

特段の材料がない中で東京時間なかばには82円台割れ。

19時台には英EU離脱関連で、欧州通貨を中心に為替相場が大荒れとなりますが、豪ドルに関しての影響は限定的で、この場面での82円台回復もありませんでした。

欧州・NY時間ともに動意薄のまま、81.91円で引けます。

豪ドル円時間足(11月22日)

23日(金)も豪ドル弱気が継続します。

この日は東京が勤労感謝の日で休場だったため、ほぼ値動きがありませんでしたが、欧州時間からは、上海総合指数の下落などを材料に、豪ドル売りとなります。

NY時間でも戻りは限定的となり、週の終値は81.67円となりました。

豪ドル円時間足(11月23日)

ループイフダン豪ドル円B80の成績

利食い1回と低調

ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。

今週は週を通して調整感が強く、上昇らしい上昇は21日の82円台への戻りくらいしかなかったため、新規ポジション建てが5回に対して利食いが1回のみという結果になっています。

ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

11/19〜11/23
1.5万通貨

(5千通貨×3)
4,000円19円4,019円
ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

年初来
1.5万通貨

(5千通貨×3)
403,461円22,773円426,234円

来週の動き

米国関連指標に注目

今週は、オーストラリア関連の経済指標は29日(木)に四半期民間設備投資が予定されている程度で、こちらもあまり重要度は高くありません。

米国関連では30日(金)のFOMC議事録公表のほか、GDPや住宅販売関連指数が注目されます。

また、10月はじめに高値をつけた後、ふたたび年初水準以下まで下落している米国株の動向にも注目が集まります。

  • 26日(月)…日景気動向指数
  • 27日(火)…米住宅価格指数/米S&Pケース・シラー住宅価格
  • 28日(水)…米コンファレンスボード消費者信頼感指数/米MBA住宅ローン申請指数/米卸売在庫/米実質GDP
  • 29日(木)…米新築住宅販売件数/米リッチモンド連銀製造業指数/パウエルFRB議長発言/米週間石油在庫統計/日小売業販売額/日百貨店スーパー販売額/豪四半期民間設備投資/米個人所得・支出/米PCEデフレータ/米新規失業保険申請件数
  • 30日(金)…米中古住宅販売成約指数/米FOMC議事録/日雇用統計/日消費者態度指数/日鉱工業生産/米シカゴ購買部協会景気指数

ループイフダン米ドル円B15

米ドル円は112円台後半のレンジ継続

今週は112円台後半のレンジが中心となり、22日に113円台を試すも、それほど積極的な値動きではなく、すぐに112円台に押し戻されると、ふたたび同水準での調整地合いとなっています。

米ドル円ループイフダン稼働環境
  • 8月10日から稼働
  • 「ループイフダンUSD/JPYB15」1本1,000通貨
  • 稼働停止時には、建てたポジションをすべて決済する
集計日累計利食い回数累計為替利益累計スワップ累計決済利益含み損益
11月24日243回35,736円3,710円39,446円▲6,826円
11月17日235回34,536円3,605円38,141円▲9,010円
11月10日219回32,136円3,271円35,407円▲683円
11月3日201回29,436円2,296円31,732円▲4,714円
10月27日181回26,436円1,446円27,882円▲22,277円
10月20日163回23,736円1,318円25,054円▲12,627円
10月13日147回21,336円1,158円22,494円▲18,505円
10月6日129回18,636円1,086円19,722円▲2,538円
9月29日113回16,431円1,029円17,460円44円

日足一目均衡表で見ると、雲の上限での攻防が続いており、一時雲の中に突っ込みましたが、引けで一応は雲の上での越週となっています。

週足では陽線となり、チャート形状もやや減速感はあるものの上昇トレンドは継続しているようですし、現在のところ転換線付近でサポートされていますので、基準線(111.32円)までの下落はあるとしても、様子見で良いように思います。

豪ドル円日足

米ドル円日足

米ドル円週足

米ドル円週足

RBAの利上げ姿勢

長期的には利上げだが…

今週発表になったRBA議事要旨に対するマーケットの反応を見ると、直近の利上げに対しては期待薄の中で、ロウ総裁の発言からも、将来的には利上げに積極的な姿勢は見えているため、この時期がどの程度前倒しになるのか、という点に関心が集中していると思われます

ロウ総裁発言の「賃金上昇がなく、失業率が4.5%まで低下することに疑問」は日本とも共通する現象であり、労働市場に与する金融政策の限界を示唆しています。

一方で、景気の加熱を抑えるために利上げをすれば、失業率はともかく、賃金が下落するのではないかというリスクを感じさせ、RBAは利上げに二の足を踏むのではないかという連想もあったものと思われます。

それでも、オーストラリア国内の政治は混乱、原油の大幅下落という悪材料の中でも、豪ドル売りは限定的という打たれ強さを見るに、豪ドルの下値も限定的ではないかと思われます。

とりあえずは、21日・120日・200日移動平均線が集中する81.37〜81.96円の水準を見据えて、これを割り込むようなら次の戦略を考える、という姿勢で臨みたいと考えています。

豪ドル円日足(21/120/200日移動平均線)

豪ドル円日足(21/120/200日移動平均線)

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。